R-ring

主に金融教育事業を展開してきた株式会社アールリングのブランディングプロジェクトを行った。企業理念の確定や新CIの設計をはじめとするトータルディレクションを担当した。「豊かさの輪を広げる。」をミッションステートメントに据え、構想中の事業も含めた5つの事業を統合して「R-ring」ブランドに統一。アルファベットの「R」の造形から着想を得たシンボルマークをデザインするとともに、名刺とホームページを制作した。経営者のヴィジョンをヒアリングした上で、「堅実さと軽やかさ」という印象を与えることを狙ったフォント、イラスト、カラーを決定したことで、業界内での同社のユニークネスも表現している。企業の方向性を指し示すミッションステートメントを、社名、シンボルマーク、アートワーク、ウェブページ、各種コミュニケーションツールに象徴的に展開することで、R-ringという企業のあり方を示した。

  

logo

冨田社長と打ち合わせを重ねるなかで「あ、ここはブレないな。」と感じた哲学をマークに表しました。逆に、このミッション以外の“手段”の部分は柔軟に変えていくんだろうとも感じた部分もありました。それに強い芯を持っている人ほど手段に拘らない。冨田社長もそのタイプだと感じたのです。このことから、事業形態を縛るようなマークはつくらない方がいいと考えました。「お金」とか「家族」とか「人生設計」とか、そういうことをマークで説明すると、アールリングの軽やかさが失われてしまうかもしれない。だから、なるべく芯の話。遠心力より求心力。「豊かさ」とか「自信」とか「笑顔」とか「軽やかさ」とか、そういう話をロゴマークという旗印に語らせ、育てることでこそ、アールリングというブランドに、有用性としての価値だけではない、社会的価値をつけられるのではと考えデザインしました。

  

Thinking design

アールリングというブランドが、カスタマーにもっとも訴求すべきこと(企業が何のためにこの世に生まれたのか。/誰にどんな種類の幸福をもたらす能力があるのか。/世界のどの領域をどう変えるのか。)を発見し、定義するプロセスは「 豊かさを哲学する。 」ということでした。

Client : R-ring Co., Ltd.
Creative Director : Fukuda Yasuhito
Creative Agency : genjouishin design lab