ぼくが自然の細部として、適所で働くということ。

そもそもぼくは、何をするために生まれてきたのか?

それは、単色欲の世界(集束)から多彩美の世界(解放)へ向かおうとする人類の流れを、デザイナーとして手伝うためだと、今は考えている。
けれど、その目的を阻んでいる最も手強い問題が、今目の前にある。

今までぼくは、「我さえ良ければ、今さえ良ければ、」という、小さな組織が持つ低いレベルの欲を手伝うためにデザインの力を使うことでお金を稼いで家族を養ってきた。それを続けて安楽の世界に居続けたいという自分の中の「我さえ良ければ、今さえ良ければ、」的な低いレベルの欲。それが、ぼくの生きる目的を阻んでいる。

その障害を超えるために、すべきことがある。

それは、新しい世界観(多彩美の世界)の設計図を詳細につくりこむことで、「どう考えても今すぐ新しい世界観に乗り換える方が自由で幸せだ。」ということを知ることだ。その新しい世界がどういう仕組みで成り立っていて、どういう景色が見えるのか。今生きている古い世界はどういう仕組みで成り立っていて、どういう景色が見えているのか。新しい世界と古い世界の違いを明確に定義することで、「今のままの暮らしを続ける理由」を消すのだ。

具体的には、古い世界観の住人とのコミュニケーション量を減らして、孤独の時間を増やそうと考えている。その孤独の時間に新しい世界の設計図づくりを進める。そうして、たまに古い世界の住人に会った時には、「自分とは違う世界で生きている」ということを理解しながら彼らと会話をする。

さらには、自分以外にも新しい世界(多彩美の世界)の住人はいないかを探して、見つけて、彼らとコミュニケーションをとりながらものをつくることで、新しい世界観を実際にあるものとして現していこうと思う。その世界観の門戸を開きながら拡大させていくのだ。その営みを生業として持続させることに集中しようと思う。

ぼくがぼくの人生を全うするために。

覚悟を決めようと思う。


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